
- 1年の浪人が決定して不安がヤバい…
- 1年勉強したところで合格する保証もないし…
- この不安をすこしでも軽くする方法はないかなあ
そんな不安の真っただ中にいる浪人生に向けて書いた記事です。

元浪人生のピッコロです。
高校はFランの私立に通い、現役受験はみごとに全滅。不安と絶望のなかで1年間の浪人生活を耐え抜き、大阪大学の工学部に大逆転合格したビリギャルのような過去をもっています。
しかし、浪人に対する捉え方を変えてから余計な不安は一切なくなり、むしろメリットさえ感じられるようになったんです。ものは考え方1つだなって強く実感しました。
今では、「浪人してよかった」と心から思っています。
だから、みなさんにこれだけは伝えたい。
今回はこの主張を深堀りするために、
- 浪人がなぜ不安なのか?
- 浪人の不安を解消する考え方
- 浪人生にしかない3つのメリット
このあたりをお伝えしていこうと思います。
この記事を読めば、浪人に対して前向きになり勉強の意欲がみなぎってくるはずです。

浪人生はなぜ不安なのか?

そもそも浪人するとなぜ不安になるのでしょうか?
多くの浪人生がもつ不安は以下の3つに集約されるはずです。
- 1年後も合格できるか分からない
- あと1年勉強しなければならない
- 現役で合格した友達とのギャップ
これから、それぞれの不安を解消する捉え方をお伝えします。
浪人の不安を解消する激アツな考え方

浪人の不安を解消する方法をお伝えする前に、衝撃の事実をお伝えします。
物事はすべて2つの相対立するもので補完的に成り立っている。その2つは完全にバランスが取れており、本来は中和されたニュートラルなものである。
これは人間行動学の世界的権威である Dr.ジョン・ディマティーニが提案する「正負の法則」という考え方です。
もう少し分かりやすくいうと、僕たちが「嫌だ」と思っていることには、同じ数だけの+の側面があり、その法則は完全無欠に成り立つということ。
つまり、「嫌だ。つらい」という浪人にもかならず同じ数だけのメリットが隠れているというわけです。
とはいえ、
と頑固に主張する人がいるでしょう。
気持ちは分かります。僕も初めてこの法則を聞いたときは疑いまくっていました。しかし、残念ながらこれは紛れもない事実なんです。
これから、正負の法則を実証するために、浪人の不安をプラスの側面から捉えていきたいと思います。
1年後も合格できるか分からない
浪人生が持つもっとも大きな不安が「1年後も合格できるか分からない」ということ。
まずはこの不安をプラスに捉えてみます。
マイナスの捉え方をすると、
となりますが、プラスの捉え方をすると、
となるわけです。
だって、1年後の未来が決まっていたらやる気沸かないですよね?
1年後を不安に思うこと自体は悪いことではありません。「未来のことは分からない」と認識している何よりの証拠ですから。
それを、「決まってないからこそ面白い」とプラスの側面で捉えることもできる、ということを知ってもらえたら十分です。
あと1年も勉強したくない
そりゃそうです。好んで勉強したい!なんて学生は滅多にいません。
ですが逆に考えてみてください。
1年間勉強だけしていればいいのです。
- 煩わしい人間関係を築く必要もない
- お金を稼ぐために労働する必要もない
- 恋人を作る必要もない
- オシャレをする必要もない
挙げだしたらキリがありません。
浪人生には、この世のあらゆる面倒をパスできる免罪符が渡されます。世の中の人が以上の項目にどれほど苦しんでいるか、インスタを覗きに行けば一目瞭然。
SNS上で繰り広げられる壮絶なマウント合戦を見たことがありますか?
- いかに自分がウェイであるかを伝え
- ハイスペックな恋人を自慢し
- なけなしのお金でアイテムを揃える
- しかしお金が足りずバイト漬けの日々

しかし、浪人生はやるべきことはたった1つ。
あくなきまでに勉強する。ただそれだけです。
長い人生の中で勉強さえしていれば良しとされる期間なんて他にありません。

現役で合格した友達とのギャップ
先ほどの不安の本質に気付けた人ならこの問題も簡単です。
こんなのは完全にフィクションの世界です。
大学生の実状は、
- どれだけ授業をサボったかの自慢大会
- 単位を落とした数の競い合い
- ひたすらバイトに明け暮れる日々
- サークル飲みで謎のノリを強要される
どの大学でも大して差はありません。
現役入学組は特にこの傾向が顕著です。何のために大学に行ってるのか分からない学生が跳梁跋扈しています。
しかし、浪人生は全く逆。高く良質な意識をもって大学生活を過ごす人が非常に多いです。
なぜなら、1年間の下積みと親に対する感謝の思いが強いから。
つまり、大学生活なんて大したことがないうえに、入学してからもストレート組と浪人組では、過ごし方に歴然とした差が出てくるということ。
1年の下積みで大学4年間を大きくプラスに変えられちゃうわけです。もはや「+:-=1:1」の法則から外れてますね(笑)
だから、自信を持って浪人しても大丈夫!
いまの悔しさが4年にわたる大学生活までも変えてくれるのですから。
浪人は不安だけど3つのメリットがあることに気づいた。

不安を払しょくするだけでは物足りないので、浪人をする圧倒的なメリットを3つほどお伝えします。
大学決めに丸々1年費やせる
浪人するメリットその1。
大学決めに丸々1年を費やすことができる。
そもそも、なぜ大学に行くのでしょうか?
- やりたいことがあるから
- やりたいことを見つけるため
- 就職するため
多くの人がこのどれかにあてはまるかとおもいます。間違ってはいませんが、もう少し広い視野で考えるべきです。
大学に行く意味。それは、新しい路線の列車に乗る切符を手に入れるため。
最近になってようやく、「働き方改革」や「好きなことで生きていく」のような標語を目にすることが多くなりました。

“仕事=嫌なこと”
という方程式が成り立つ社会だからこそ、こういう言葉が英雄のように聞こえるのです。
だらだらと同じ列車に乗り続けて終点に待ち構えるのは、やりたくないことをして金をもらう奴隷生活のみ。

いわゆる難関大学に行くほど、本質を見据えている学生の数は多くなります。当然、そこで築く人間関係も自分の人生を左右するほど大きな影響を持っています。
つまり、

浪人生は1年間、受験のみに向き合います。
レールを切り替えるにはあまりにも十分な時間です。
一度レールを決めてしまうと簡単には変更できません。それは即ち脱線を意味するから。
レール決めにじっくりと向き合える。これは浪人生にしかない特権であるわけです。
さらにパワーアップしたレールを敷ける
レール決めだけではありません。
分岐点で一年頑張れば、さらにパワーアップしたレールを敷くことだってできます。
現役で受験するときは、
なんとなくどこかに滑り込めればいいや
という軽いノリで勉強していました。
しかし、結果はみごとに全滅。
- 前期試験では近隣の国立大学に落ち、
- 滑り止めの私立大学も余裕の全滅
- 後期試験ももちろん×

- そこそこの偏差値の国立
- 滑り止めの私立
という2つのレールしかありませんでした。(後期ははなから諦めていたので)
そして華の浪人生活に突入
レールの分岐点で1年ほど立ち止まり、集中して勉強したらあら不思議。
開始3ヶ月で当初の目標をクリアしたではありませんか!!そこそこの国立はこぞってA判定!

結果はなんと大逆転合格!

一年を分岐点で過ごしてみると、これまでなかったレールが現れ、奇跡的に乗り移ることができたのです。
これは浪人生にしかない圧倒的なメリットといえます。
両親との関係が向上する

浪人はまぎれもなく親からの経済的援助で成り立つもの。
- なぜ浪人したいのか
- どの大学に行きたいのか
- どのくらいの費用がかかるのか
浪人生活はこれらのことを両親とじっくり相談することから始まるのです。
両親に話せない不安や自分の夢について腹をわって話さなければなりません。それだけでも、両親との関係はより質の高いものになっていくでしょう。
さらに、両親との関係を深める要因がもう1つ。
孤独感です。
その時に話し相手となってくれるのが両親なんです。両親だけは受験の成功を心から願ってくれています。うまくいくかも分からないのに。

そして待ちに待った合格発表の瞬間
多くの浪人生の話を聞いてみると 、
- 合格通知を見た瞬間母親と泣きながら抱き合った
- 合格したことも嬉しかったが、両親が喜んでくれたことがもっと嬉しかった
など、応援してくれた親に対する思いが非常に強く現れています。 ここまでの一連の両親との歩みを経て、関係性は確実に向上します。
人生の幸福は良質な親子関係にある
という論文結果も出ているくらいです。
浪人生には人生を豊かにするきっかけすらも与えられているわけです。
まとめ


大切なのは考え方。

みなさんはラッキーです。
だって、人生を決める超重要な分岐点で1年を過ごす特権を与えられたのですから。
さらに人生の幸不幸を決める親子関係まで良くすることかできるのですから。

辛い、不安、しんどい。
なんでも親に吐き出してください。それはカッコ悪いことではありません。むしろ、親と真剣に向き合える最高にカッコいい姿です。
ストレートで生きることが正解だと洗脳される世界で、少し立ち止まって人生の本質に思いを馳せる。

と僕は思います。
僕は浪人して人生が変わりました。
しかし、これは表面的な事象に過ぎません。
それより大きかったのは親子関係。
浪人してはじめて、これまで疎かにしていた両親との関係を真剣に考えることができました。
浪人してはじめて、
両親の愛の大きさに気づけました。
浪人してはじめて、
両親が大好きになりました。
今では暇さえあれば親と散歩しに行くほどのアツアツな仲です。

浪人は案外悪くないよ。と。
浪人したことに誇りと自信を持ってください。 一年ぐらい立ち止まってもいいじゃないですか。
焦って進んだところで奴隷船にしか乗れないのですから。 視野を広めて遊覧船に乗る人生の方が絶対に楽しいですよ。
a
どんと構えていきましょう。
a
この記事を読んだみなさんの未来は絶対に明るいです。みなさんの浪人生活が大成功におわることを心より願っております。

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